2014年1月20日月曜日

Amazonから離れられない

僕はよく買い物をする。

といっても買うのは調味料とかクリップとかUSBケーブルとか、

そういう細々したものだ(めっちゃ買う)。小さな物(小瓶とか)や

「なくてもなんとかなるけどあったら便利」みたいな物が好きなのだろう。

そういう人間になりたいのかも知れない。

しかし都心は細々した買い物をするにはなかなか面倒なところである。

新宿や渋谷でユニクロと無印良品とダイソーに行って、文房具屋を探して

(文房具屋を探すときに必ず東急ハンズとLoftを忘れるのは何故だろう)、

やってると結構な距離を歩く事になる。

昨年末に友人のライブを見に大宮に行ったが、都心を離れると

大きな駅なら大抵ドでかい駅ビルがあって、その中に上に挙げたような

お店なら大抵入っている。非常に短時間で複数の目的を達成する事ができた。

橋本の辺りも大好きだ。

国道沿いにはニトリやコストコやらがあって(大きなスーパーも大好きだ)、

駅前にはミスタードーナッツやてんやがあって。。

もしかしたら僕は郊外に住むべきなのだろうか。

とはいえ実際問題今は世田谷区に在住であり、細々した買い物や、

てんやの後にミスタードーナッツに行くのはなかなか手間がかかる。

というわけでAmazonをかなりの頻度で利用する。

大抵のものがあって(天丼はない、、と思う)配達は迅速で、

電子書籍もそこそこ充実しており(国内メーカーはもう勝手にしておれ)

人気商品であればどこよりも安い事が多い。

よしんば最安値より数百円高くてもワンクリックで翌日届く事で

トレードオフにしてしまう。思う壺である。

そしてCEOのジェフ・ベゾス氏にも注目している。

スティーブ・ジョブズが亡くなってから彼のインタビュー記事を

見かける機会が増えた気がする。

Amazonは一時期かなりの巨額赤字を出し、競合他社に埋もれようとしている

インターネットビジネスの失敗ケースとして話題になっていた。

それが今やあらゆる業種の人間が彼を恐れる程の影響力を持つ

会社とサービスになった。

Gigazineというサイトに程よいまとめ記事があるので張っておこう。

Amazonをロングテールモデルで成功に導いたジェフ・ベゾスCEOの名言20個

決してお友達になりたくない類の人間だが、考え方はかなり興味深い。

日経ビジネスオンラインの記事の続きが待ち遠しい今日この頃である。

曰く

高利益率ビジネスはうらやましい。しかし高利益率ビジネスからは日本人の言うカイゼン、効率化は生まれない。なぜならその必要がないからだ(※Amazonの利益率は売上高に関わらずいつも1%横ばい)。

や、

私はよく「5年後、10年後には何が変わっているだろうか?」と尋ねられる。しかし本当に重要な質問は「5年後、10年後にも何が変わっていないか?」だ。(中略)今から5年、10年経ってユーザーが私のところに来て「ジェフ、値段をもっと高くしてくれないか」ということは想像できない。「配達を遅くしてくれ、品揃えを少なくしてくれ」などということもあり得ない。

のような思わず「おお~」と言ってしまう発言がある。

ものすごく腰の据わった徹底的に長期目線の経営姿勢で、

倹約家であり、目的の為ならかなりえげつない事もやるし、つまらない

意見に対してはかなり辛辣な言葉を口にするらしい(この辺はジョブズとダブる)。

不気味なのは高利益体質を徹底して目指さないところである。

株主にそれが戦略である事を理解させ、信頼と自社投資資金の両方の獲得に

成功している。小売業の王ではなく、どうもインフラ事業のような

存在を目指しているように見える。不気味だ。

小売業、電子書籍販売、電子ハードウェア製造と、次にどの分野に

手を出すかわからず、圧倒的な体力を持つのであらゆる業種が彼を

恐れるというのも納得である。

AEONが地方商店街をシャッター街にしたような事が起こりえるのかも知れない。

租税回避もちゃんとしていて、あまり応援したくないような気持ちもするのだが

便利過ぎて当分は離れられそうにない。

でも五線紙はAmazonでもやっぱりあんまり安くないんだよな~。

五線紙使う人って少なくな、、くないかな、やっぱり(^_^;)





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