最近ついに近所のレンタルビデオ屋の会員になり、
映画を借りれるようになった。
結構前からなりたかったのだけれど、
「新規会員受付カウンター」みたいなところに
15分立ってても気づかれない、という事が度々
あり、且つそこまで待って「あの、すみません」
と言うのも癪であるので、もういいやと帰る
というのを2年半やっていた次第である。
僕は「すみません」と声をかけてビクッとされたり、
緊張の面持ちで見られるのが非常に苦痛なので
(道ばたでならいざ知らず、そういう店員が昨今多いのは
これは却って応対マニュアルのせいでしょうね)、
「私は威圧的・威丈高に振る舞う人間ではありません」と、
「クレームを言う為に呼びつけたのではないのです」と、
「緊急であるとか、ないと困るとか、そういうのではなく、
どちらかと言えばつまらない私事なのですが」
というメッセージを含んだ「あの、すみません」の言い方を
2年半かけて習得する事を余儀なくされたのである。
その甲斐あって先日見事ビデオ屋の会員になる事に
成功したわけであるが、そのせいか今度は飯屋で注文を
忘れられる、というケースが増えたような気がする。
気のせい、かなあ。